スーパーで買ってきた食材を、何も考えずに冷蔵庫に詰め込んでいませんか?奥にあるものが取り出しにくく、何が入っているのかも把握できなくなって、結局食材を無駄にしてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は冷蔵庫をすっきりと使いやすくする収納術をご紹介します。
まずは冷蔵庫のどこに何を収納するべきなのか、適切な収納場所から確認しましょう。
冷蔵庫内の収納場所は?
冷蔵庫内は一般的に扉裏のドアポケット、正面の上・中・下段、チルド室とエリアが分かれていて、それぞれ温度が異なります。食品によって適切な場所に収納するようにしましょう。
どこに何を入れるか、おおまかでもいいので決めておくことが大切です。定位置を決めると出し入れがしやすいだけでなく、在庫の管理もしやすくなるので、同じモノの2度買いを防ぐこともできますよ。
ドアポケット
冷蔵庫の扉裏は、開け閉めするたびに温度が変化しやすい場所です。そのため乳製品などの傷みやすいモノの収納には向いていません。しょうゆやめんつゆなどの液体調味料や、ドレッシングなどを収納するのがいいでしょう。
上段
冷蔵庫の上段は目が届きにくく、取り出しにくい場所です。賞味期限が長いモノ、軽いモノの収納におすすめです。粉物や未開封の食品などがいいでしょう。
中段
中段は最も見渡しやすく、取り出しやすい場所です。頻繁に取り出すモノや、賞味期限が近い食材を収納しましょう。卵やドリンク、調味料などです。
下段
下段も取り出しやすい場所で、重いものの収納に向いています。作り置きおかずを入れた保存容器などの収納におすすめです。
チルド室
チルド室は冷蔵室の中で最も温度の低い0℃前後に保たれているスペースです。鮮度を保って保存したいものを収納しましょう。肉や魚などの生鮮食品、納豆やキムチなどの発酵食品などを収納するがいいでしょう。
冷蔵庫の収納術3選!
冷蔵庫内の定位置を決めたら、使いやすくするための収納の工夫をしましょう。冷蔵庫の収納術を3つご紹介します。
トレーでグループ分けする
冷蔵庫の正面の棚は奥行きがあるので、そのままでは奥のものが取り出しにくい場所です。奥行きのあるトレーに種類ごとに分けて収納すれば、トレーごと引き出せて奥のものをスムーズに取り出せるようになります。
いくつかストックしているものは購入したら奥に入れるようにして、賞味期限が近いものが常に手前に来るようにしておくのもおすすめです。
また、一緒に使うものをグルーピングしてトレーに入れる方法もあります。納豆や佃煮などを入れた「和朝食セット」や、バターやジャム、ヨーグルトなどを入れた「洋朝食セット」などです。取り出す手間が少なくて済むので、扉を開ける時間も短縮できます。
ラベリングをする
冷蔵庫の整理に使うトレーは同じものでそろえると見た目がきれいです。白いケースで統一すると生活感のない美しい収納になりますが、中身が把握しにくくなるのが難点です。透明か半透明のトレーを選んだほうが使い勝手はよくなるでしょう。
家族がいる人は誰が見ても定位置がわかるように、ラベルを貼るのがおすすめです。マスキングテープやラベルシールを活用しましょう。
8割収納で空白を作る
どんなに収納を工夫したとしても、詰め込みすぎはNGです。冷蔵庫の容量に対して8割ぐらいのモノの収納を心がけましょう。余ったおかずや鍋を入れるスペースを空けられるくらいがいいですね。
まとめ
今回は冷蔵庫の収納場所や収納術をご紹介しました。すっきり整理された冷蔵庫なら、在庫の管理がしやすいので無駄買いが減ります。詰め込みすぎないことで冷蔵庫の保冷効率もアップするので、節約にもつながりますよ。ぜひ自宅の冷蔵庫収納を見直してみてください。