1970年代に天才デザイナー「ジョエ・コロンボ」によってデザインされた、デザイン収納家具「ボビーワゴン」。見た目がおしゃれなだけでなく機能性も高いことで、インテリア好きの間で高い人気を誇っています。
一方で「ボビーワゴンは使いにくい」といううわさもあり、せっかく購入したのにうまく使いこなせていない人もいるようです。
そこで今回は、ボビーワゴンを家中のいろいろな場所で活用する方法をご紹介します。
目次
ボビーワゴンには5つの収納スペースがある
ボビーワゴンは4面すべてが収納スペースになっているキャスター付きワゴンです。収納スペースは大きく5か所に分けられます。まずはそれぞれのスペースの使い方を確認しましょう。
- 天板
- トレー
- サイドポケット
- フレキシブルボックス
- フリースペース
天板
ワゴンの一番上は3つに仕切られた天板になっています。こまごましたものを収納したいときにはそのままで、テーブルとして使いたいときには別売りの天板を取り付けてフラットにして使うこともできます。
トレー
天板のすぐ下には横にスライドさせて開け閉めするトレーがあります。ここには専用の仕切りトレーや市販の仕切りケースを使用して、細かく仕切るとたくさんのものが収納できます。
サイドポケット
サイドポケットは入り口が大きく開いていて、ものの出し入れがしやすい場所です。ボトル型のものやティッシュボックスなどの収納に万能に使えます。
フレキシブルボックス
フレキシブルボックスは楕円形の穴が開いたスペースです。専用のパーツで袋を取り付けると、ゴミ箱としても使用できます。棚板は取り外せるので、長さのあるものを立てて収納することもできますよ。
フリースペース
フリースペースは一番下の大きなスペースです。サイズの大きいものをそのまま入れたり、ボックスに入れたものを収納したりするのにおすすめです。
場所別ボビーワゴンの使い方
次にデスクやキッチンなど、場所ごとのボビーワゴンの使い方をご紹介します。
ボビーワゴンをデスクまわりで使う
もともと製図用デスクのそばに置いて使うためにつくられたというボビーワゴン。デスク下やデスク横に置いて文房具などを収納するのに最適です。
天板の上には手帳やスマホ、飲み物などを仕切って置くことができます。スライド式のトレーは細かく仕切って文房具を収納するのがおすすめです。
ボビーワゴンをキッチンで使う
キャスター付きで移動がスムーズなボビーワゴンは、キッチンワゴンとしても優秀です。特に狭くて収納が少ないキッチンでは、普段は邪魔にならない場所にボビーワゴンを設置し、使う時だけキッチン内に移動させて使えるので便利ですよ。
専用の天板を取り付けてフラットにし、サブの作業台として使うのもおすすめです。サイドポケットは調味料や食材の収納に、フリースペースは鍋の収納にぴったりです。
ボビーワゴンをリビングで使う
こまごましたものが集まって散らかりがちなダイニングテーブル。ボビーワゴンをそばに設置すると、テーブルの上をすっきり片付けることができます。天板の上にはリモコンやティッシュ、トレーには文房具や郵便物などを収納するのに最適です。
ボビーワゴンをドレッサーに使う
ボビーワゴンはドレッサーとしても使えます。天板の上はミラーを置いてテーブルとして使い、トレーにはファンデーションやアイブロウなどのメイクアップコスメを、サイドポケットには化粧水や乳液などのスキンケア用品を収納できます。
ボビーワゴンが使いにくい理由は?
元々、ボビーワゴンはデザイナーや建築家のような細かい道具をたくさん使う人向けに、デスクの上をきれいに片付ける目的で作られました。そのため、一般人が収納として使う分には不要なスペースが多いのが欠点です。
さらに、高さ30cm~1mとサイズはやや大きめです。海外の広い家ならまだしも、日本の凸凹が多い狭いマンションでは置き場所に困ってしまいます。
水回りに置こうとしたのに水道管のでっぱりでうまく入らない…結局、邪魔になってテキトーに書類を突っ込むゴミ箱にしてしまったなんて事例もあります。
便利なアイテムですが、おうちの構造によっては役立たずになるかもしれません。
まとめ
今回はボビーワゴンの使い方をご紹介しました。
細かいコスメやアクセサリー、趣味の道具など、小さいものをたくさん収納したいという方は購入を検討してみてもいいと思います。ただ、そこそこ良いお値段なのに対して100%便利なアイテムではないので、100均アイテムで代用できるか等よく考えてから決めるのをおすすめします。