久々に部屋の掃除をしようと思って布団をめくってみたら・・・
「えっ!?なんか動いてる!!!」
黒いイモムシのような虫がうねうねと動いててビックリ!
しかも、殺しても殺してもどこからともなく湧いてくるからキリがない。
「どうすれば完全に駆除できるの!?」と困っている方も多いと思います。
虫がいる布団で寝ていたと思うと気持ち悪いですよね。いっそ布団ごと処分したい気分になっているのではないでしょうか?
そこで今回は布団にいる黒いイモムシについて詳しく紹介します。虫の正体はもちろん、根絶するための正しい対処法をまとめて載せています。
私も虫は大、大、大っっ嫌いなので、同じ虫嫌いな方は出会わないようにしっかり読んでおいてください。
※この記事には虫の画像がたくさん掲載されています。苦手な方は注意しましょう。
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目次
布団にいる黒いイモムシの正体はカツオブシムシの仲間の幼虫
布団に発生した黒いイモムシの正体は「カツオブシムシ」の仲間の幼虫です。
カツオブシムシはかつお節などの乾物を好んで食べる虫のことですが、この虫の仲間である「ヒメカツオブシムシ」や「ヒメマルカツオブシムシ」の幼虫は布の繊維を食害する害虫です。
▼ヒメカツオブシムシの幼虫
▼ヒメマルカツオブシムシの幼虫
写真ではハッキリした姿が分かりますが、実際には50円玉の穴くらいの大きさの虫なので黒いイモムシのように見えます。
▼小指の爪くらいの大きさの細長いイモムシのように見えるヒメカツオブシムシの幼虫
▼50円玉の穴くらいの大きさの黒いイモムシのように見えるヒメマルカツオブシムシの幼虫
害はあるの?
人を刺したり噛んだりすることははなく、病気を媒介することもありません。
しかし、彼らはウールやカシミヤ、シルクなどの動物性繊維が大好きです。
気がつかないうちに布団や衣類に大きな穴をあけられているかもしれません。
特に春先に大量発生するので、「冬ものをひっぱり出したらカツオブシムシの被害に遭っていた」というのはよくある話です。
衣類害虫は、冬物の服に多いウールやカシミヤといった動物性繊維を好みます。そのため冬物をしまい込む春から夏にかけて、虫食いの被害に合いやすいのです。
さらに、幼虫は脱皮をして大きくなっていきます。脱皮後の殻や死骸で部屋が汚れてしまうのも大きな害です。
▼ヒメマルカツオブシムシの脱皮後の殻
また、虫がいるというだけで気分が悪くなり、精神的に参ってしまう人も多いです。
繊維の食害もイヤですが、その残骸で部屋が汚れるのも虫嫌いにとってはかなりキツイですよね・・・
虫がいる布団で寝ていたと思うともっとイヤな気持ちになります。
成虫は無害
ただし、成虫になると繊維を食べなくなるため無害な虫になります。
▼ヒメカツオブシムシの成虫(小さいゴキブリのようにも見える)
▼ヒメマルカツオブシムシの成虫(小さいテントウムシっぽい)
成虫になったカツオブシムシは屋外に飛び出していきます。
春になると、終令幼虫は蛹化して、7〜20日後に成虫が飛び出してきます。
でも、放っておいてもそのうち居なくなるとはいえ、残った殻や卵がダニや別の虫のエサになることもあるため、なるべく早めに駆除したほうがいいです。
発生源は?
根絶するには、まずはその発生源を探す必要があります。
基本的にカツオブシムシの仲間は屋外から侵入する場合が多いとされています。
- 洗濯ものや網戸から室内に侵入
- 布団や衣類で卵を産む
- 卵がかえって幼虫が発生
もし発生源を探すのであれば、以下のポイントを頭に入れておきましょう。
- 頻繁に幼虫が発見できる場所
- ウールやカシミヤ、シルクなどの動物性繊維
- 産卵時期の4月~5月より少し前に洗濯したもの
- 白い布団や衣類
- ほこりや髪の毛など汚れが溜まっている場所
成虫は白いもの引き寄せられる傾向があるため、ベランダに干している白っぽい布団や衣類などに付着しやすいのが特徴です。
また、ほこりやタンパク質(髪の毛・ふけ・あかなど)も好む習性もあります。
幼虫を見かけたら必ず発生源になっている布団や衣類があるはずです。
最近掃除していない箇所やほこりが溜まりやすい部屋の隅など、細かくチェックしましょう。
布団にカツオブシムシが出たときの対処法
おうちの布団にカツオブシムシの幼虫を見つけたら、やることはシンプルです。
- 発生源を見つける
- 布団を洗濯・天日干しする
- 部屋をきれいに掃除する
カツオブシムシは暗くて汚くてジメジメしたところが大好きです。
そこで幼虫を見つけたらやることはただ一つ。
とにかく、きれいにする!
布団をお日様に当てて部屋をきれいに掃除して、最後に死骸や殻がついた布団を掃除機で吸ってあげればOKです。
死骸や殻は掃除機では吸いきれない
ただし、布団の内部に入り込んでしまった死骸や殻は掃除機では吸いきれません。
どうしてもイヤという方は、布団の宅配クリーニングサービスや専門の業者さんに頼んで内側まできれいにしてもらうことをおすすめします。
カツオブシムシが出ないようにする対策
カツオブシムシが発生しないようにするには、成虫の侵入を防ぐことが一番です。
しかし、洗濯ものについて来たり網戸をすり抜けてきたりするような虫なので、100%防ぐのはほぼ不可能と言えます。
そこでシンプルな方法ですが、防虫剤を布団の合間にたくさん入れておくようにしましょう。
広島県で乾燥剤や脱臭剤の販売・開発を行う専門メーカー「テクノスナカタ」の資料によると、カツオブシムシに最も効果があるのがピレスロイド系のエンペントリンです。
常温でも薬剤を蒸散させることを可能としたエンペントリンです。安全性において化審法の様々な審査を受けて市販されました。衣類やピアノの布、フェルトを食べるイガ,コイガ、カツオブシ虫、ヒメマルカツオブシムシなどの害虫防除に優れた効果があります。また、安全性についても高い評価があります。
エンペントリンが使われている防虫剤はたくさんあります。
たとえば「においが付かないムシューダ♪」のCMでお馴染みの防虫剤ムシューダもその中のひとつです。
しかし、ムシューダは衣類向けの規格が多く、押入れ用がありません。
そこで布団を押入れにしまっている方であれば、「WCL 防虫シート 押入れ用」がおすすめです。
(残念ながらこっちはエンペントリンが使われてません…)
▼防虫シートは普通のチップ型ではなく、大きなシートに防虫加工がされた防虫剤です。
▼格子柄がプリントされていて好きなサイズに切って使うことができます。
ワンルームの押入れから戸建ての押入れまで幅広くカバーできるので、押入れ用の防虫剤に迷ったらとりあえずこれを選んでおけば間違いありません。
ただし、「WCL 防虫シート 押入れ用」はカツオブシムシによく効くエンペントリンを使用していないため、不安な方はムシューダや他の防虫剤と併用するのもありです。
布団を丸洗いするには?
カツオブシムシを排除するには単純に掃除するだけで十分です。
しかし、上にも書いたとおり、いくら掃除機で吸っても虫の死骸や殻は完全に除去できません。
繊維の奥に入り込んでしまった残骸は丸洗いしない限り、ずっと残り続けます。
そこで以下では布団を丸洗いする方法について詳しく紹介していきます。
コインランドリーで布団を丸洗いする
布団が大きくて自宅の洗濯機では丸洗いできない方も多いはず。
そんなときはコインランドリーを利用してみましょう。
コインランドリーの乾燥機は80℃以上のガスの熱風で一気に乾燥させるので、虫の死骸や殻なども丸ごと処理することができます。
▼ニトリに売っているようなポリエステルの布団であれば、ヒモで縛って丸洗いしても問題ありません。
ただし、カツオブシムシが付きやすいウール布団や綿布団はコインランドリーで洗うと中の繊維がかたよってしまい、今までのように使えなくなってしまいます。
また、同じく動植物性繊維のシルクは水洗いに適していません。
▼コインランドリーで洗えるものと洗えないものについて解説した動画
洗えないものをいれてしまうと洗濯機が故障する可能性があるため、間違えないように注意しましょう。
カツオブシムシがついた布団は宅配クリーニングに出す
コインランドリーで丸洗いできない動植物性線維の布団は、ふとん宅配クリーニングを利用するのがおすすめです。
ふとん宅配クリーニングなら、送られる専用バッグに布団を入れて宅配便の集荷に出すだけなので、重いものが持てない女性でも問題なくクリーニングに出せます。
▼布団宅配クリーニングの専用バッグ
▼掃除機で吸う圧縮袋もついてくるからふわふわの布団でも小さくして詰め込めます
配送業者が自宅まで集荷に来てくれるからとってもラクチン。
クリーニングした清潔な布団には新たな害虫も付きにくくなるので、気持ちよく安心して眠れるようになります。
虫のせいで精神的にまいってしまっていた方は、心を落ち着けるためにも利用してみてください。
だいぶ楽になるはずです。
カツオブシムシにサヨナラしよう
繰り返しますが、カツオブシムシの基本的な対策はとにかくきれいにすることです。
発生源を特定して、部屋をきれいに掃除しましょう。
布団の内側に入ってしまった虫の死骸や殻が気になる方は、ふとんクリーニングに出すか専門の業者さんにお願いしてみましょう。
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ここだけの話、ふとん宅配クリーニングの申し込みって複雑なのが多いのですが、リナビスは対応範囲が広く、細かいことを気にせず案内に従うだけで手軽に注文できてしまいます。
「とにかく早くきれいにしたい!」という方はここにお願いするのがおすすめです。
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